入れ歯

入れ歯とは、抜歯したり事故や病気で歯が抜けたりした部分を補う物(義歯)で、取り外しが可能です。咬み心地や見た目の自然さはインプラントやブリッジには劣りますが費用面、治療期間など入れ歯治療にもたくさんのメリットがあります。
また、入れ歯には保険診療と自費診療を選べるケースが多く、ズレにくく、見た目も自然な入れ歯を選ぶことも可能です。それぞれの治療のメリット、デメリットをしっかりと理解し治療方法を選ぶことが重要です。
入れ歯のメリット
メリット1お比較的安価な治療費
保険の入れ歯はもちろん、機能性や審美性の高い自費診療の入れ歯もブリッジやインプラントに比べると費用を抑えることが可能な場合があります。
メリット2短い治療期間
手術が必要なインプラントは治療期間が数ヵ月から半年かかりますが、入れ歯は1ヵ月程度で提供が可能な場合が多いです。
メリット3広い適応範囲
歯の本数や咬み合わせなどによってはブリッジを選択出来なかったり、重度の糖尿病や心疾患をお持ちの方はインプラント治療を受けることができない場合がありますが、入れ歯の場合は制限が少なく選択が可能です。
入れ歯の種類
自然な見た目や保険適用可能かどうかなど、様々な種類の入れ歯を選ぶことができます。
保険診療の入れ歯は費用を抑えられることが最大のメリットです。見た目の不自然さや、装着時に違和感がある場合があります。保険外診療の入れ歯は保険診療の入れ歯より費用が高額になりますが、見た目の自然さや、装着時の違和感を抑える効果が期待できます。
主な保険診療

レジン床義歯
プラスチックであるレジンで土台を作ります。適応範囲が広く多くの症例に使用可能です。
入れ歯を支える金具が目立ちます。
保険診療のため費用が抑えられます。
プラスチックのために強度確保の厚みが必要であり、使用時に違和感が出ることがあります。
主な保険外診療

金属床義歯
金属で土台を作るため、耐久性と快適性に優れています。金属は強度があり厚みを薄く作ることが可能であり、違和感も少ないです。

マグネットデンチャー
入れ歯と残った歯の両方に磁石を取り付けて装着する入れ歯です。磁石がしっかり吸着し合い、安定感に優れています。
残った歯の根元を利用するため、装着時の違和感が少ないです。

ノンクラスプデンチャー
樹脂で作られており、薄く軽く弾力感があるため装着時の違和感が少ないです。金属を使わないので審美性が高く、金属アレルギーの心配がありません。

シリコンの入れ歯
土台の一部をシリコン素材で作るため、噛む時の痛みを軽減できます。食材をしっかりと噛める長所があります。