
親知らずを抜くと小顔になると聞いたことはありませんか?
親知らずを抜歯すると、実際に顔の輪郭やフェイスラインがスッキリしたと実感できる場合がありますが、誰にでも劇的な小顔効果が現れるわけではありません。
また、美容整形のような大きな変化は期待できず個人差も大きいため、あくまでも表情や輪郭がスッキリする程度という認識を持つことが重要です。
この記事では、親知らずを抜くと小顔になるのは本当か、小顔になると言われる理由や小顔効果が期待できる人の特徴などを詳しく紹介します。
親知らずを抜くと小顔になるのは本当?

親知らずを抜いて顔がスッキリしたと感じる方がいる一方、全く変化を感じないという方もいます。ここでは、小顔効果に関する医学的根拠について詳しく解説します。
直接的な小顔効果を証明する医学的根拠はない
親知らずを抜くことで、直接的に小顔になると証明された医学的根拠はありません。
親知らずは口腔内の一番奥に生え、時に歯並びを悪くする原因にもなりますが、骨格自体を劇的に変化させる力はありません。
また、フェイスラインや骨の形は遺伝や筋肉の付き方など多くの要素で決まるため、抜歯による輪郭の大幅な変化を期待するのは難しいです。
美容整形のように骨ごと削る処置とは異なるため、親知らずの抜歯は小顔治療ではないという認識を持たなければなりません。
長期的に見た場合でも、親知らずの抜歯だけで明確な小顔効果があると断言できる科学的な研究は出ていません。
フェイスラインがすっきり見えることはある
親知らずの抜歯に医学的な小顔効果はありませんが、フェイスラインがスッキリしたと感じる方がいるのも事実です。
これは主に、親知らずが顎の外側やエラ部分に近い場合や、周辺の筋肉が発達している場合に起こりやすいとされています。
親知らずが邪魔をして頬や顎まわりに緊張が生じていた場合、抜歯によって余計な力が解除され、筋肉のコリや不自然な膨らみが目立たなくなることがあります。
特に、噛みしめ癖が強い方や固いものをよく食べる方は、抜歯後に筋肉への負担が軽減され、顔つきに変化を実感するケースも見受けられます。
ただし、この変化は個人差が大きく、あくまで「見た目がすっきりした」と感じるレベルに留まることがほとんどです。
他人から見ても劇的に変化したと思われるケースは少ないため、親知らず抜歯による大きな変化を期待しすぎてはいけません。
親知らずの抜歯で小顔効果が期待できる人の特徴

親知らずの抜歯で小顔効果を感じる方と感じない方がいるのは、一人ひとり骨格や筋肉の発達具合、噛み癖などが異なるためです。
ここでは、親知らず抜歯による小顔効果が期待できる人の特徴を詳しく解説します。
エラが張っている人
親知らずの抜歯では、エラが張っている人が特に小顔効果が期待できます。
エラが張っている人はエラ部分の咬筋が発達しやすいため、親知らずが生えていることで無意識で噛みしめやすくなり、筋肉の膨らみが強調されがちです。
下顎の親知らずがエラ付近にある場合、抜歯によって噛む力の分散が改善され、不要な筋肉の緊張が緩和されやすくなります。
こうした変化が、フェイスラインの引き締まりやエラ張りの緩和に見た目として表れ、結果として小顔になったと言われる要因になります。
ただし、あくまでもこの効果は筋肉や輪郭の印象が変化する程度であり、骨格自体が細くなるわけではない点に注意が必要です。
頬骨が出ている人
親知らずの抜歯では、頬骨が出ている人も小顔効果を感じやすいです。
上顎の親知らずが頬骨のすぐ近くに位置していると、周辺組織や筋肉への負担が大きくなり、膨らみやむくみが強調されやすくなります。
もともと頬骨の横幅が気になっていた方が、抜歯による負担軽減で顔全体の輪郭がよりシャープになったと感じるケースは多いです。
ただし個人差が大きく、身体的特徴や筋肉、骨格の状態によって身体の見た目の変化には幅があります。
顎回りの筋肉が発達している人
親知らずの抜歯で顎周りの筋肉が和らぎ、顔の印象が引き締まる場合があります。
普段から歯ぎしりや食いしばり、噛むクセが強い方は、親知らずが咬筋に常に刺激を与えていることが多く、筋肉が発達しやすいです。
こうした方が親知らずの抜歯を行うことで、筋肉への過度な負荷が減り、張りや膨らみが落ち着くことでフェイスラインがシャープになったと感じる場合があります。
しかし、この変化はあくまで筋肉の緊張緩和がもたらす印象に留まり、骨格そのものが変化するわけではない点に注意が必要です。
顎のバランスが歪んでいる人
親知らずが原因で顎のバランスが歪んでいる人は、抜歯による見た目の変化が期待できます。
例えば、片側だけで噛む癖や、親知らずのせいで咀嚼に左右差が生じていると、顔や顎の筋肉の発達が偏り、フェイスラインが非対称に見えてしまうことがあります。
抜歯を行うことで、噛み合わせのバランスが整いやすくなり、筋肉の使い方が均等になって左右差やゆがみが目立ちにくくなります。
また、顎関節への負荷が減ることで、慢性的な噛み合わせの違和感や顎の疲れ軽減につながるメリットもあります。
劇的な変化ではありませんが、日々の積み重ねで自然とフェイスラインや咀嚼のバランスが安定しやすくなるでしょう。
親知らず抜歯後の変化が現れるタイミング

親知らずの抜歯に伴う見た目の変化は、抜歯後すぐに実感できるわけではありません。ここでは、親知らず抜歯後の経過について詳しく解説します。
抜歯直後~1週間:術後の腫れで一時的に顔が膨らむ
親知らずの抜歯後すぐは、顔が腫れて大きく見えるのが一般的です。
これは抜歯による組織の損傷や炎症で一時的に腫れやむくみが生じるためで、多くの場合2~3日目がピークとなります。
腫れの程度や期間は抜歯の難易度や体質によって異なりますが、約1週間ほどで徐々に落ち着き、元の顔に戻っていきます。
また、抜歯後は痛みや違和感とともに、頬やエラが張ったように感じる方も多いですが、これは自然治癒力が作用している証拠です。
あくまでこの腫れは一時的な現象のため、焦らず安静に過ごし、歯科医師の指示に従いながらきちんとアフターケアを行いましょう。
約1ヶ月後:骨や筋肉の変化が徐々に始まる
抜歯から1ヶ月ほど経過すると、腫れが治まり、骨や筋肉の変化が現れやすくなります。
この段階になると抜歯箇所の傷もふさがり、フェイスラインが少しスッキリした、エラの張りを感じにくくなったと実感するケースも出てきます。
しかし、この時期の変化はまだ途上にあるため、少しずつ見た目の改善や小顔効果を感じはじめるものと考えましょう。
本格的な定着にはさらに時間が必要になるため、経過を焦らず観察し、必要なケアや生活習慣の見直しも合わせて行うとより効果的です
約6ヶ月後:最終的な骨回復と筋肉適応で定着
親知らず抜歯後、半年ほど経つと最終的な骨や筋肉の回復がほぼ完了し、フェイスラインの印象が安定します。
例えば、噛み合わせのアンバランスや無意識の食いしばりが改善された場合、顔全体がより整った印象に変わったと感じる方も多いです。
この頃には抜歯部の骨もきれいに再生し、筋肉や輪郭が新しいバランスで定着しますが、個人差があるため過度な期待は禁物です。
長期的な経過を見守りながら、セルフケアや筋肉のバランスにも気を配ることが美しい輪郭づくりにつながります。
親知らずの抜歯以外で小顔効果が期待できる歯科治療

直接的な骨格の縮小ではなく、歯並びや噛み合わせ、咬筋などの変化を通して顔全体の印象を引き締めることが可能です。
ここでは、小顔効果が期待できる歯科治療について詳しく解説します。
マウスピース
マウスピース治療は、歯の噛みしめや歯ぎしりによる筋肉の過活動を抑えたり、正しい噛み合わせにすることで、フェイスラインの改善や小顔効果が期待できます。
特にエラの筋肉が発達し顔が大きく見える方は、ナイトガードや治療用マウスピースの装着で筋肉の緊張が緩和され、フェイスラインがスッキリすることがあります。
また、マウスピース矯正では装着により歯並びが整い、噛む力が分散されることで口元や横顔の印象も自然に引き締まります。
さらに、マウスピース治療により間食やジュースの摂取が減る生活習慣の変化で、顔まわりがスリムになったという例も見受けられます。
効果の有無や変化の程度には個人差があるため、医師としっかり相談することが大切です。
歯列矯正
歯列矯正は本来、歯並びや噛み合わせの改善を目的としていますが、治療によって口元や横顔がすっきりし、小顔効果が期待できる人もいます。
例えば、出っ歯や歯が大きく前に突出している方の場合、矯正によって前歯が内側に収まり、横顔や口元が引き締まって見えることがあります。
噛み合わせバランスが整い咬筋の促進が抑えられるケースでは、エラやフェイスラインの張りが和らぐこともあるため、顔全体の印象改善につながります。
ただし、歯列矯正は直接的に骨格自体を縮小するわけではないため、すべての人に劇的な小顔効果が出るわけではありません。
顔が引き締まったという変化は、副次的なものだという認識を持っておくことが重要です。
親知らず抜歯と小顔に関するよくある質問

最後に、親知らず抜歯と小顔に関するよくある質問を詳しく解説します。
親知らずを抜くとすぐに顔は変わる?
親知らずを抜歯した直後は、実際には顔が小顔になるどころか一時的に腫れやむくみが生じ、むしろ膨らんで見えるケースが多いです。
腫れが落ち着いた段階で骨や筋肉に微細な変化が現れはじめ、咬筋の緊張が和らいだり炎症が解消された分だけ、フェイスラインがすっきりして見えることがあります。
ただし、この見た目の変化は徐々に現れるものであり、多くの場合、明らかに顔のサイズが変わるような劇的な効果は認められません。
どの親知らずを抜くと特に効果を感じやすい?
小顔効果を感じやすいのは、頬骨やエラ付近にある親知らずを抜歯した場合です。
下顎の親知らずはエラの筋肉や骨の近くに位置しているため、抜歯後に骨が痩せたり筋肉への負担が軽減し、フェイスラインがシャープに見える可能性が高まります。
上顎の親知らずは頬骨に近いため、こちらを抜いた場合には頬骨周辺がややスリムに見えるようになる例もあります。
加えて、噛む力が強く顎の筋肉が発達している人は抜歯後に筋肉量が減りやすいため、より顔がすっきりしたと感じやすい傾向があります。
年齢や性別による違いはある?
10代後半〜20代前半は骨や組織が柔らかく代謝も高いため、抜歯の傷も治りやすくダウンタイムも短い傾向です。
30代以降になると、治癒期間がやや長引いたり、腫れが引くまでに時間がかかる場合がありますが、見た目の最終的な変化自体は年齢に大きく左右されません。
また、性別による顕著な差はありませんが、一般的に筋肉の発達や骨格の個人差があるため、男性の方が顎の筋肉量や骨の厚みが強調されやすいという傾向が見られます。
親知らずの抜歯とフェイスラインの左右差は関係ある?
フェイスラインの左右差は、親知らずの抜歯で改善できる場合があります。
その理由は、親知らずが片側だけに影響していたり、噛み合わせや咀嚼の癖による筋肉の偏りがフェイスラインの非対称を招くことが多いからです。
例えば、片側だけで噛む習慣や親知らずの位置異常によって噛み癖が定着すると、使われる筋肉量や骨への負荷が一方に偏りやすくなります。
抜歯をすることで噛み合わせバランスが見直され、咬筋やエラ周辺の筋肉が均等に使われるようになり、次第に左右差が目立たなくなったと感じる人もいます。
ただし、改善の程度は骨格や筋肉の発達状態、これまでの生活習慣によって異なります。
まとめ
親知らずの抜歯は、すべての人に小顔効果をもたらすわけではありませんが、エラの張りや頬骨が目立つ方などは、フェイスラインがすっきり見えることがあります。
この変化は骨格自体の変化ではなく、咬筋の緊張緩和や炎症・むくみの改善による印象の変化であり、あくまで個人差が大きいものです。
また、抜歯直後は腫れによる一時的な膨らみもあるため、変化を実感するまでには数週間から半年ほどの期間が必要となります。
小顔効果だけにとらわれず、長期的な視点で口腔ケアや生活習慣も見直していきましょう。
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